ふるさと納税のデメリットは?メリットと並べて、しない方がいい人を整理【2026年】

ふるさと納税をするか、スマホの寄付画面の前で迷う女性 ふるさと納税全般
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周りがふるさと納税をやっているのは知っている。
でも、自己負担の2,000円や手続きの話を聞くと、自分は得をするのか、見当がつかない。

やらないほうがいい人もいるのか。
始める前に、損をしない側かどうかだけは確かめておきたい。
そう考えている人に向けて書きました。

個人のふるさと納税は、寄附額のうち2,000円を超える部分が税金から控除される制度で、向き不向きは、収入・上限額・手続きの条件で決まります。

  • 向き不向き:税金を納めている人が、上限額の範囲で寄付するなら、実質の自己負担は2,000円です。税金を納めていない人や、上限を超える人は、そのぶん自己負担が増えます。
  • デメリット:自己負担2,000円、控除の上限、先に払って戻りはあと、手続きの条件と期限の4つです。どれも、寄付の前に頭に入れておける点です。
  • 決め方:上限額を確かめて、手続きを選び、寄付先を選ぶ。この3つの手順は、記事の後半にまとめました。

\ 向き不向きは、自分の上限額で決まる /

 

自分が向く側か先に知りたい人は、向く人としない方がいい人の表へ。
知らないと困る点を知りたい人は、デメリットと備え方へ。
自分が当てはまるか確かめたい人は、しない方がいい人の4つの条件へ。

 

ふるさと納税 デメリット メリット|先に結論:向く人としない方がいい人

ふるさと納税 デメリット メリット|先に結論:向く人としない方がいい人

収入があって税金を納めている会社員は、始めやすい側です。
収入がなく税金を納めていない人は、向きにくい側です。

総務省や国税庁、楽天ふるさと納税の説明から、状況ごとの向き不向きを表にしました。

状況 向き不向き 根拠
税金を納めていて、確定申告が不要な会社員。寄附先は5自治体以内 始めやすい 確定申告をしなくても控除が受けられるワンストップ特例が使える(総務省)
所得税や住民税を払う必要のない人(収入がない) 向きにくい 税金の控除が受けられず、寄付金の全額が自己負担(楽天ふるさと納税のよくある質問)
寄附先が6自治体以上の人。別の理由で確定申告をする人 手続きが変わる ワンストップ特例は5自治体以内が条件(総務省・国税庁)
いま住んでいる自治体に寄付する人 寄付はできるが、返礼品は基本的にない 居住している方への返礼品の贈呈は、基本的にない(楽天ふるさと納税のよくある質問)
上限額を超えて寄付する人 超えた部分は自己負担 控除の限度額を超えた部分は、控除の対象外(楽天ふるさと納税のよくある質問)

2,000円で収まるのは、上限の範囲で寄付した場合です。
向き不向きは、自分の上限額が見えると、はっきりしてきます。
上限額の目安は、楽天の詳細版シミュレーターで見られます。

 

ふるさと納税 メリット|何が得か、実質2,000円で受け取れるもの

ふるさと納税 メリット|何が得か、実質2,000円で受け取れるもの

ふるさと納税のメリットは、2,000円を超える部分が税金から控除されること、全国の自治体から応援先を選べること、自治体によってはお礼の特産品が届くことです。

公式の説明をもとに、何が得なのかを順に見ていきます。

 

実質2,000円で控除される仕組み

寄附額のうち2,000円を超える部分が、所得税と住民税から原則として全額控除されます。

ただし、一定の上限があります。

総務省の例では、年収700万円で扶養家族が配偶者のみの給与所得者が30,000円を寄付すると、2,000円を超える28,000円が所得税と住民税から控除されます。
本記事の調査日時点の楽天ふるさと納税の目安表で、他の控除を受けていない給与所得者の場合を見ると、控除の対象は次のようになります。

給与収入(独身または共働き) 寄付額の上限の目安 2,000円を除いた控除の対象
300万円 29,000円 27,000円(29,000−2,000)
350万円 36,000円 34,000円(36,000−2,000)
375万円 39,000円 37,000円(39,000−2,000)

※上限の目安は、住宅ローン控除や医療費控除などを受けていない給与所得者の場合です。
家族構成や控除の状況で変わります。

ふるさと納税は、住所地へ納税する住民税を実質的に移転する効果がある仕組みです。
法律上は、寄附とそれに伴う税の軽減を組み合わせたものだと、総務省は説明しています。

 

全国の自治体から応援先を選べる

寄付先は、日本全国の都道府県・市区町村から、自分で選べます。

総務省のよくある質問は、この制度を、お世話になった地域や、これから応援したい地域の力になりたいという思いを実現し、「ふるさと」へ貢献するための制度だと説明しています。
だから、寄付できる自治体に制限はなく、自治体の数にも制限はありません。
たとえば、生まれ育った町と、いま気になっている町の両方に、同じ年に寄付できます。

応援先を選ぶ入口は、思い入れのある地域です。
まず、その地域の名前を思い浮かべてみてください。

 

お礼の特産品が届く

自治体によっては、寄附のお礼として特産品が送られます。

総務省のよくある質問によると、お礼の特産品を送るかどうかは、自治体によります。
楽天ふるさと納税のよくある質問には、届き方の決まりが3つ載っています。

返礼品の届き方の決まり(楽天ふるさと納税のよくある質問)

  • いま住んでいる自治体:寄付はできますが、返礼品は基本的にありません。
  • 同じ自治体への2回目以降:返礼品を1年に1回だけとしている自治体があります。
  • 書類の届く時期:控除に使う書類は、返礼品より後に送られる場合もあります。

上限の範囲で寄付すれば、そこに自治体のお礼が付く、という組み合わせになります。

応援したい地域が見つかったら、まず楽天ふるさと納税のトップで返礼品を眺めてみてください。
気になる品が見つかるだけでも、寄付の目的がはっきりします。

ポイントや還元率まで含めてお得さを知りたい人は、還元率の記事へ。
寄付で付くポイントの話をまとめているので、返礼品の先にある得も見通せます。

 

ふるさと納税 デメリット|知らないと困る点と備え方

ふるさと納税 デメリット|知らないと困る点と備え方

デメリットは、自己負担、上限、支払いと戻りの時期、手続きの条件と期限の4つです。

どれも、事前に備えられる点です。
備え方もあわせて見ていきます。

 

自己負担2,000円はかかる

2,000円は、1回ごとの寄付ではなく、1年間の寄附金総額にかかります。

1月から12月の間に何回寄付しても、2,000円は1回分です。
寄付を数回に分けても変わらないと覚えておけば、迷いません。

 

控除には上限がある

上限を超えた部分は、控除の対象外になり、自己負担です。

控除を受けられる金額には、上限があります。
具体的な上限額は、お住まいの市区町村に聞くよう、総務省も案内しています。
先に、楽天の上限額シミュレーターで上限額を出しておけば、上限を超える心配が減ります。

 

先に払い、戻りはあと

寄付の代金は、先に自分で払います。

控除は、あとから戻ってきます。

確定申告をすると、所得税は寄付した年の分から還付され、住民税は翌年度に減額されます。
ワンストップ特例では所得税からの控除はなく、控除の全額が翌年度の住民税から差し引かれます。
寄付した月と、戻る時期を、先に頭に入れておくと、家計の見通しが立ちます。

 

手続きの条件と期限

ワンストップ特例は、確定申告が不要な給与所得者等で、寄附先が5自治体以内という条件があります。

寄付のときに「申請書の送付を希望します」にチェックを入れても、それだけでは手続きは終わりません。
自治体から届く申請書に記入して提出します。

手続きの締め切り

  • ワンストップ特例の申請:翌年の1月10日(楽天ふるさと納税の案内)
  • 確定申告:原則として、寄附をした翌年の3月15日まで

4つのデメリットは、寄付の前に知っておけば、慌てずに済みます。
次の行動は、寄付先を5つまでに数えて、申請書を出す日をメモしておくことです。

年内の寄付の期限まで押さえておきたい人は、期限の記事へ。
寄付と申請の締切がまとまっているので、出し忘れを防げます。

 

ふるさと納税 しない方がいい人|向きにくい条件を4つの場面で見る

ふるさと納税 しない方がいい人|向きにくい条件を4つの場面で見る

公式の説明から読める向きにくい条件は、4つあります。

ここで挙げるのは、損得の断定ではなく、向きにくい条件です。
当てはまらなければ、始めやすい側です。

当てはまるか確かめる4つの条件

  • 税金を納めていない人:所得税や住民税を払う必要のない人は、控除が受けられず、寄付金の全額が自己負担になります。年金受給者でもふるさと納税はできますが、税金を払う必要がなければ、控除は受けられません。
  • 上限額を超えて寄付する人:控除の限度額を超えた部分は、控除の対象外で、自己負担になります。
  • いま住んでいる自治体だけに寄付したい人:寄付はできますが、基本的には返礼品がありません。
  • 納税者本人の名義で寄付しない人:控除を受けるには、納税者本人が、本人の名義で寄付する必要があります。

年収がいくらからという線より、目安になるのは、所得税や住民税を払う必要があるかどうかです。
払う必要のない人は、全額が自己負担になります。

4つのどれにも当てはまらなければ、始めやすい側です。
当てはまるものがあれば、その条件のところだけ、もう一度読み返してください。

年金で暮らしていて、自分が控除を受けられるか知りたい人は、年金受給者の記事へ。
年金の場合に当てはめて確かめられるので、寄付してから慌てずに済みます。

 

ふるさと納税を始めるか決める|判断の手順3つ

ふるさと納税を始めるか決める|判断の手順3つ

上限額、手続き、寄付先の順に決めると、始めるかどうかが見えてきます。

順番に進めれば、最後に残る迷いは、どの自治体を選ぶかだけです。

 

① 自分の上限額を確かめる

楽天のシミュレーターに、給与収入などを入れると、上限額の目安が出ます。

かんたん版と詳細版があります。

シミュレーターの計算結果は、あくまで目安です。
具体的な計算は、市区町村に聞けます。

 

② 手続きを選ぶ

確定申告が不要な給与所得者等で、寄附先が5自治体以内なら、ワンストップ特例です。

6自治体以上や、別の理由で確定申告をする人は、確定申告でふるさと納税の分も申告します。

 

③ 寄付先を選ぶ

上限額と手続きが決まったら、寄付先を選びます。

迷う人は楽天ふるさと納税の人気ランキング、毎日のごはんで使い切りたい人はお米のランキングが入口になります。

年内に寄付を終えたい人は、楽天ふるさと納税の期限の記事に、締切の考え方があります。

どの自治体にするか決めきれない人は、人気ランキングの記事へ。
多く選ばれている返礼品から比べられるので、寄付先を早く絞り込めます。

始める日が決まっているなら、今日のうちに上限額を調べておきましょう。
寄付先を見つけた日に申し込みまで進めると、手続きの準備も早く始められます。

\ 上限額が分かったら、寄付先を選ぶ /

 

ふるさと納税 デメリット メリット|よくある質問

ふるさと納税 デメリット メリット|よくある質問

デメリットとメリットについて、よく検索される疑問をまとめました。

 

Q1. ふるさと納税は「ばかばかしい」「意味ない」と言われることがありますか?

上限の範囲で寄付するなら、自己負担は2,000円で応援先を選べるので、一概に意味がないとは言えません。

自己負担2,000円と手続きが必要なのは、公式の説明のとおりです。
上限額が小さいほど、2,000円の割合は大きくなります。

たとえば、上限の目安が29,000円なら、2,000÷29,000で約7%です。
この割合を重く感じるかどうかは、人によります。

まず自分の上限額を見て、2,000円の割合を計算してみましょう。

 

Q2. 会社員のデメリットはありますか?

確定申告が不要な会社員は、ワンストップ特例の申請で足ります。

寄附先が6自治体以上の場合や、別の理由で確定申告をする場合は、確定申告でふるさと納税の分も申告します。
たとえば、寄付先が5つに収まるかどうかが分かれ目です。
先に数えておきましょう。

 

Q3. 住宅ローン控除を受けていると、デメリットはありますか?

初年度の住宅ローン控除は確定申告が必要で、ふるさと納税も確定申告で申告します。

住宅ローン控除をはじめて受ける場合は、提出書類を添付して確定申告をする必要があります。
東京国税局の案内では、確定申告をする人は、ワンストップ特例の申請が無効になり、申請した分も含めてふるさと納税を申告します。

楽天ふるさと納税の目安表では、住宅ローン控除を受けている給与所得者の控除限度額は、表とは異なります。
楽天の詳細版シミュレーターには、住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除のことです)で、所得税から引ける額を使い切っている場合は、寄付限度額内の寄付でも自己負担が2,000円で済まない場合がある、という注意書きがあります。
自分の場合は、シミュレーターの「住宅ローン控除を受けますか」の欄で試せます。

 

Q4. 寄付しすぎるとどうなりますか?

控除の限度額を超えた部分は、控除の対象外となり、自己負担です。

先にシミュレーターで上限額を出しておくと、超える心配が減ります。

 

Q5. 家族の名義でも控除を受けられますか?

控除を受けるには、納税者本人の名義でふるさと納税をする必要があります。

所得税や住民税を納めている本人が寄付し、名義も本人であることが条件です。
家族カードでの決済は、家族カードの記事で、名義と口座の組み合わせを見られます。

 

Q6. ポイントが付かなくなったと聞きました。デメリットになりますか?

楽天市場のポイントは付かなくなりましたが、楽天カード決済のポイントは残っています。

楽天ふるさと納税の案内では、2025年10月1日から、買い回りやSPUのポイントは、楽天ふるさと納税の寄付では対象外です。

何が対象外になり、何が残ったのかを知りたい人は、ポイント廃止の記事へ。
変わった点を先に押さえておけば、寄付の日選びで迷いません。

 

Q7. 同じ自治体に何度も寄付できますか?

何度も寄付できる自治体と、1年に1度だけの自治体があります。
寄付先のページで見ます。

1年間に複数回の寄付を受け付けている自治体もあれば、1年に1度だけという自治体もあります。
返礼品を1年に1回だけとしている自治体もあります(楽天ふるさと納税のよくある質問)。

同じ自治体にもう一度寄付したいときは、申し込む前に、寄付先のページの案内を読んでおきましょう。

 

Q8. 返礼品に税金はかかりますか?

返礼品の特産品は、一時所得に該当します。

総務省のよくある質問は、ふるさと納税の寄附が収入を得るための支出として扱われないため、特産品は一時所得になると説明しています。
国税庁のNo.1490(令和8年4月1日現在法令等)では、一時所得の金額を、総収入金額から、収入を得るために支出した金額と、特別控除額(最高50万円)を引いて求めます。

その金額の2分の1が、給与所得などの他の所得と合計されます。
総務省は、年間50万円を超える場合に、超えた額が課税の対象になると説明しています。

計算で迷うときは、税務署や市区町村に聞けます。

 

さいごに|始めやすい人としない方がいい人

税金を納めていて、上限の範囲で寄付する人は、実質2,000円で応援先を選べる側です。

税金を納めていない人は、控除が受けられないので、まず収入と税金の状況を確かめてから決めましょう。

始める人は、詳細版シミュレーターで上限額を出してください。
上限額が分かったら、楽天ふるさと納税の人気ランキングで寄付先を選んでみてください。

\ 上限の範囲なら、実質2,000円で応援先を選べる /

※期限や上限の目安は、制度の見直しで変わる場合があります。
寄付や申告の前に、総務省・国税庁・楽天ふるさと納税の案内で、最新の内容を見ておいてください。