ワンストップ特例の申請書を出すつもりだったのに、気づいたら期限が近い(または、過ぎていた)。
控除はもう受けられないのか、いまから何をすればいいのか。
切羽詰まった気持ちで、自分の場合の手続きを探していませんでしたか。
出し忘れに気づいたときは、期限に間に合うなら申請書を出し、間に合わなかったときは確定申告に切り替えます。
- 2つの道:期限前ならワンストップ特例を出せます。期限を過ぎたときや、寄附先が5自治体を超えたときは、確定申告です。
- 切り替えるときの注意:確定申告をすると、ワンストップ特例の申請分は無効になります。出した分も含めて、すべての寄付を申告します。
- 自分の状況:早見表で、自分に合う対処が見つかります。
\ 期限と書類の流れは、楽天の手続きガイドにまとまっている /
時間がない人は、すぐ下の状況別の早見表へ。
期限にまだ間に合う人は、期限前の出し方と必要書類へ。
期限を過ぎてしまった人は、確定申告への切り替えへ。
ふるさと納税 ワンストップ 忘れた|状況別の早見表

対処は、期限に間に合うか、寄附先が何自治体か、確定申告をしたかどうかで決まります。
自分の状況に近い行を探して、右の章へ進んでください。
| 状況 | 対処 | 詳しくは |
|---|---|---|
| 期限(寄付した翌年の1月10日)にまだ間に合う | ワンストップ特例を出す。オンラインは1月10日の23時59分まで、紙は自治体へ1月10日必着(楽天ふるさと納税の案内) | 期限前の出し方 |
| 期限に間に合わなかった | 確定申告に切り替える。ワンストップ特例の申請分は無効になる | 期限を過ぎたら |
| 確定申告の期限の3月15日も過ぎた | 期限後でも確定申告はできる。給与から引かれた所得税の戻りを受ける還付申告は、翌年1月1日から5年間出せる(国税庁) | 3月15日も過ぎたとき |
| 寄附先が5自治体を超えた(6自治体以上) | 確定申告が必要 | 5自治体を超えたら |
| 一部の自治体だけ出し忘れた | 出し忘れた分の控除を受けたいときは、確定申告に切り替える。期限前なら、その分の申請書を出す方法もある | 期限を過ぎたら |
| ワンストップ特例を出したあと、確定申告でふるさと納税の控除を入れていなかった | 更正の請求で、寄附金控除の適用を受けられる | 申告したあとで気づいたら |
総務省のポータルサイトによると、確定申告の期限は、原則として、寄附をした翌年の3月15日までです。
通常の申告期間は、2月の半ばから3月の半ばに設定されています。
その年の日程は、国税庁の確定申告特集で確かめられます(楽天ふるさと納税のよくある質問)。
状況が決まったら、日付と書類の流れは、楽天の税金控除の手続きガイドに載っています。
ふるさと納税 ワンストップ 申請|期限前の出し方と必要書類

期限前なら、オンラインか紙の申請書で、いまからワンストップ特例を出せます。
楽天ふるさと納税の案内では、期限は寄付した翌年の1月10日とされています。
オンライン申請は1月10日の23時59分まで、紙の申請書は寄付先の自治体へ1月10日必着です。
① オンライン申請
マイナンバーカードがあれば、書類の提出も郵送も要らず、期限の直前でも間に合うのが、オンライン申請のよさです。
ただし、対象外の自治体もあります。
オンライン申請は、ワンストップ特例の手続きをオンラインでできるサービスです。
提供しているのは、シフトプラスまたはシフトセブンで、楽天ふるさと納税のサービスではありません。
利用にはマイナンバーカードが必要で、一部の自治体は対象外です(楽天ふるさと納税のよくある質問)。
② 紙面で提出
紙の場合は、寄付した回数だけ、申請が必要です。
申請書は、寄付の際に、返礼品ページの「税金控除申請に必要な書類」で「必要(ワンストップ特例申請用)」を選ぶと、自治体から送ってもらえます。
寄附金受領証明書に同梱されていることが多く、届かないときや紛失したときは、ダウンロードして使えます。
年末は自治体の作業が増えて、届くのが遅れることもあります。
年末に寄付したなら、ダウンロードした申請書をすぐ送る方法が使えます。
寄附先が5自治体以内でも、寄付した回数が多い人は、オンライン申請や確定申告のほうが手続きが簡単な場合もあります。
本人確認書類(紙面で出すとき)
紙の申請書には、申請書のほかに、本人確認書類のコピーが必要です。
組み合わせは、楽天ふるさと納税の案内にある次の3つ。
| 状況 | 提出するもの |
|---|---|
| A マイナンバーカードがある場合 | マイナンバーカード(表面と裏面)のコピー |
| B マイナンバー通知カードの場合 | 次のうちいずれか1点のコピー(マイナンバー通知カード※1/マイナンバーの記載されている住民票)+ 次のうちいずれか1点のコピー(運転免許証/パスポート) |
| C 写真付きの本人確認書類がない場合 | 次のうちいずれか2点のコピー(健康保険証資格確認書※2/年金手帳/提出先自治体が認める公的書類)+ 次のうちいずれか1点のコピー(マイナンバー通知カード※1/マイナンバーの記載されている住民票) |
※1 令和2年5月25日のマイナンバー通知カード廃止に伴い、当該通知カードに記載された氏名、住所などが住民票に記載されている事項と一致している場合に限り、引き続き通知カードをマイナンバーを証明する書類として利用することが可能です。
※2 令和6年12月2日以降、健康保険証は本人確認書類として使用できません。
出す前の注意
申請書がまだ手元にない人は、紙面申請の手順のページに、書類のそろえ方がまとまっています。
\ 申請書がまだ手元にないなら、紙面申請の手順から /
ふるさと納税 ワンストップ 忘れた後|期限を過ぎたら確定申告へ

期限を過ぎたときは、確定申告に切り替えられます。
楽天ふるさと納税のよくある質問では、期限を過ぎたとき、改めてすべての寄付分に対して確定申告を行うよう案内しています。
総務省の説明では、確定申告の期限は、原則として、寄附をした翌年の3月15日までです。
一部だけ忘れたとき
出し忘れた分の控除を受けたいときは、確定申告に切り替えます。
楽天ふるさと納税のよくある質問では、期限を過ぎた場合は、確定申告へ移ることができるとされています。
確定申告をすると、ワンストップ特例の申請は無効になるため、申請した分も含めて計算します。
5自治体のうち1つだけ出し忘れた場合も、この流れです。
期限(1月10日)の前なら、出し忘れた分の申請書を出す方法もあります(期限前の出し方の章)。
3月15日も過ぎたとき|数年前の分も
3月15日を過ぎても、確定申告はできます。
国税庁は、期限内に確定申告を忘れた場合でも、その事実を把握したら、できるだけ早く申告するよう呼びかけています。
この場合は、期限後申告として取り扱われます(国税庁 No.2024)。
会社員など、給与から所得税が引かれている人が、納め過ぎの所得税の戻りを受ける申告は、還付申告といいます。
還付申告書は、確定申告の期間とは関係なく、その年の翌年1月1日から5年間出せます。
数年前の分でも、この5年の間なら手続きができます(国税庁 No.2030)。
ただし、給与から引かれた所得税がない人は、申告しても還付される所得税はありません。
注意したいのは、期限後に申告をすると、申告内容によっては、納める税金のほかに無申告加算税が課されることです(国税庁 No.2024)。
気づいた日が、申告書を作り始める日です。
作り方と出し方は、次の項に続きます。
確定申告で用意するものと出し方
用意するのは、寄附金の受領証です。
寄附金控除を受けるには、受領証を申告書に添付します。
国税庁が指定した事業者が発行する、年間の寄附金額が書かれた「寄附金控除に関する証明書」でも、受領証の代わりにできます。
e-Taxで申告するときは、この証明書のデータを作成コーナーに自動で反映でき、寄附ごとに入力する手間がありません(国税庁)。
申告書は、国税庁の確定申告書等作成コーナーで作れます。
画面の案内に従って金額を入力すると、税額が自動で計算されます。
作ったデータは、e-Taxで送るか、印刷して税務署に郵送等で出します(国税庁 No.2024)。
確定申告書の書き方の注意|住民税の控除に関わる欄
確定申告書の第二表に、書く欄が2つあります。
後者を書き忘れると、住民税を決めるときに控除されないこともあります(国税庁)。
控除される時期は、所得税がふるさと納税をした年の分から、住民税が翌年度の分からです(総務省)。
ワンストップ特例が使えないとき
国税庁の確定申告特集の「ワンストップ特例の適用確認シート」で「ワンストップ特例の適用ができません」と出た人は、確定申告をする必要があります。
切り替えると決めたら、まずは作成コーナーで申告書を作るところから始めます。
流れと日付は、楽天の確定申告の手続きのページにあります。
医療費控除でも確定申告をする人は、ふるさと納税の寄付もすべて同じ申告書に入れます。
2つを同じ申告書に書くときの欄(第二表の寄附金控除と住民税に関する事項)は、医療費控除の記事にまとめました。
ふるさと納税 ワンストップ 5自治体を超えたら|6自治体以上の手続き

寄附先が6自治体以上になったときは、確定申告が必要です。
ワンストップ特例を申請できる人(総務省のポータルサイト)
- 確定申告の不要な給与所得者等
- 寄附先が5自治体以内
総務省のポータルサイトによると、ワンストップ特例を申請できるのは、この2つに当てはまる場合に限られます。
楽天ふるさと納税のよくある質問では、5自治体を超えたときは、確定申告が自動的に優先される、と案内しています。
寄付する前に自治体の数を数える
これから寄付する人は、寄付の前に自治体の数を数えます。
寄付先が6つになりそうなら、先に5つまでに絞れば、ワンストップ特例が使えます。
数え方の段取りは、寄付先を5つまでに数えるの項にまとめました。
寄付先を選ぶ段階なら、人気ランキングから、まず気になる自治体を絞ると数えやすくなります。
人気の返礼品が順に並んでいるので、5つまでの寄付先を迷わずに決められます。
ふるさと納税 ワンストップ 確定申告のあとで気づいたら|更正の請求

申告したあとで、ふるさと納税の控除を入れていないと気づいたときは、更正の請求ができる場合があります。
ワンストップ特例を出した人が、誤って寄附金控除を受けずに確定申告をしたときは、更正の請求で寄附金控除の適用を受けられます(国税庁 No.1155)。
納める税金が多過ぎた場合や、還付される税金が少な過ぎた場合も、更正の請求ができる場合があります(国税庁 No.2026)。
請求できないのは、控除を入れても最終的な所得税等の額が変わらないときです。
その場合は、お住まいの市区町村に相談します。
請求できる期間は、原則として5年以内です。
数え始める日は、申告の種類で変わります。
国税庁の説明では、還付申告をした人は還付申告書を提出した日から、納め過ぎなどの請求は法定申告期限からです(国税庁 No.2030・No.2026)。
更正の請求書は、確定申告書等作成コーナーの「更正の請求書・修正申告書作成コーナー」で作れます。
大阪国税局の作成例(年末調整済みで給与を受けた人の例)では、本人情報、給与の源泉徴収票の内容、寄附金受領証明書の内容を入力し、還付方法の入力で口座情報を入れる流れです。
作ったデータは、e-Taxで送るか、印刷して郵送等で出します。
提出には、寄附金受領証明書等の添付が必要です。
東京国税局は、ふるさと納税の寄附金控除を適用せずに確定申告をする誤りが多く見られる、と呼びかけています。
入れ忘れに気づいたら、請求できる期間のうちに、作成コーナーで更正の請求書を作るところから動きます。
ふるさと納税 ワンストップ|忘れない段取り、これからの寄付に

忘れない近道は、寄付の時点で、申請書の受け取り方まで決めておくことです。
一度忘れた人も、これから寄付する人も、次の4つで、期限前に慌てずにすみます。
寄付の時に「必要(ワンストップ特例申請用)」を選ぶ
返礼品ページの「税金控除申請に必要な書類」の項目で、「必要(ワンストップ特例申請用)」を選びます。
ここで選んでおけば、申請書は自治体から届く仕組みです。
オンライン申請を選ぶ
マイナンバーカードがあれば、オンライン申請という手もあります。
書類の郵送が要らず、オンラインで申請を進められます。
※ただし、対象外の自治体もあります。
寄付先を5つまでに数える
寄付の前に、自治体の数を数えます。
5つまでなら、ワンストップ特例で足りるので安心です。
寄附金の受領証は届いたら保管
受領証は、届いたら捨てずに保管します。
期限に間に合わず確定申告に切り替えるとき、寄附金控除を受けるには、受領証か「寄附金控除に関する証明書」を添付するからです(国税庁)。
手元に残っていれば、切り替えの日に慌てずに済みます。
4つの段取りが決まったら、年内に寄付を終えたい人は、気になる品を見つけた日に、申し込みまで進めると安心です。
お米なら楽天ふるさと納税のお米ランキングが入口です。
年末の寄付の締切と、そのあとの申請の期限を順に知りたい人は、期限の記事もあわせてどうぞ。
寄付から申請までの日付を並べているので、今年の分を出し忘れずに済みます。
ふるさと納税 ワンストップ 忘れた|よくある質問

ワンストップ特例を忘れたときについて、よく検索される疑問をまとめました。
Q1. ワンストップ特例の申請期限を過ぎたら、控除は受けられませんか?
確定申告への切り替えが可能です。
ワンストップ特例の申請分は無効になるため、改めてすべての寄付分に対して確定申告を行います(楽天ふるさと納税のよくある質問)。
Q2. 5自治体のうち1つだけ出し忘れた場合は?
出し忘れた分の控除を受けたいときは、確定申告にします。
東京国税局の案内では、確定申告に切り替えると、ワンストップ特例の申請は無効になり、申請した分も含めて申告します。
理由と書き方は、期限を過ぎたら確定申告への章に書きました。
Q3. ワンストップ特例の申請書が届かないときは?
ダウンロードした申請書を使えます。
申請書は、寄付先の自治体から送られます。
年末は自治体の作業が増えて、遅れることがあります。
期限が迫っているときは、ダウンロードした申請書をすぐ送る方法もあります(楽天ふるさと納税のよくある質問)。
Q4. 6自治体に寄付してしまいました。どうすればいいですか?
確定申告をします。
総務省によると、ワンストップ特例は5自治体以内が条件で、6自治体以上は確定申告が必要です。
くわしくは、5自治体を超えたらの章に書きました。
Q5. ワンストップ特例を出したあと、確定申告で入れ忘れたら?
更正の請求で、寄附金控除の適用を受けられます。
ワンストップ特例の申請をした人が、誤って寄附金控除を受けずに確定申告をした場合が対象です。
控除を入れても所得税等の額が変わらない場合は、請求できません。
そのときは、お住まいの市区町村に相談します(国税庁)。
Q6. マイナンバーカードがなくても、ワンストップ特例は出せますか?
紙の申請書なら、カードがなくても出せます。
オンライン申請にはマイナンバーカードが必要です。
紙の場合は、マイナンバー通知カードか、マイナンバーの記載された住民票に、運転免許証かパスポートを組み合わせて出せます(楽天ふるさと納税の案内)。
組み合わせの条件は、「本人確認書類(紙面で出すとき)」の表のA〜Cで確かめられます。
写真付きの書類がない人は、Cの組み合わせです。
Q7. 3月15日を過ぎたら?数年前の分も出せますか?
期限を過ぎても、申告できます。
期限後申告として取り扱われます。
給与から引かれた所得税の戻りを受ける還付申告は、その年の翌年1月1日から5年間出せるので、数年前の分も、この期間の間は手続きができます(国税庁)。
くわしくは、3月15日も過ぎたときの項に書きました。
Q8. 確定申告は、e-Taxでできますか?
できます。
国税庁の確定申告書等作成コーナーで、画面の案内に従って金額を入力すると、申告書のデータが作れます。
そのデータを、e-Taxで送る方法のほか、印刷して税務署に郵送等で出す方法もあります。
さいごに|状況に合う道を選んで、早めに動く
期限前の人は、申請書を用意して、ワンストップ特例を出します。
期限を過ぎた人と、5自治体を超えた人は、確定申告です。
3月15日を過ぎていても、申告はできます。
これから寄付する人は、寄付の時に、申請書を選んでおくのが近道です。
手続きの日付や書類は、楽天の税金控除の手続きガイドで見られます。
寄付先は、楽天ふるさと納税の人気ランキングから探せます。
\ 寄付の時に、申請書の受け取り方まで決めておく /
この記事は、2026年10月15日(本記事の調査日)時点の情報をもとに作成しています。
期限と書類は、国税庁・総務省・楽天ふるさと納税の案内にもとづいています。





