ふるさと納税の控除は年末調整で受けられる?年末調整後に上限額を確かめる方法も【2026年】

職場の机で年末調整の書類を手に、ふるさと納税をどう書くか迷う人 ふるさと納税全般
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今年ふるさと納税をした(またはこれからする)のに、会社から配られた年末調整の書類を見ても、ふるさと納税の分をどこに書けばいいのか見当がつかない。

ワンストップ特例の申請書が要るのか、確定申告になるのかもはっきりしないまま、年末が近づいている。
自分の手続きを先に知りたい、という状況ではありませんか。

年末調整の書類には、ふるさと納税を書く欄がありません。
控除を受ける方法は、確定申告かワンストップ特例の2つだけです。

  • 手続きの選び方:確定申告が要らない会社員で、寄附先が5自治体までならワンストップ特例。それ以外は確定申告です。
  • 年末調整とのつながり:年末調整は1年分の給与で計算するので、その数字で今年の上限額と残りの寄付額を確かめ直せます。源泉徴収票がまだない人は、今の年収で目安を出し、余裕を残して寄付します。
  • 答え:年末調整の書類は、ふるさと納税のことを気にせず出して大丈夫。控除の手続きは、年末調整とは別に自分で済ませます。

\ 手続きの前に、今年の上限額の目安を出しておく /

 

自分の手続きを先に知りたい人は、すぐ下の早見表へ。
今年あといくら寄付できるか知りたい人は、年末調整のあとの上限額の確かめ方へ。
申請書や申告の中身を知りたい人は、ワンストップ特例と確定申告の中身へ。

 

ふるさと納税 年末調整|自分に必要な手続きを早見表で確かめる

ふるさと納税 年末調整|自分に必要な手続きを早見表で確かめる

確定申告が不要な会社員で、寄附先が5自治体以内なら、ワンストップ特例です。
それ以外は確定申告になります。

ふるさと納税で税金を軽くする基本の方法は、確定申告です。
ただ、年末調整だけで税金の手続きが終わる会社員には、申請書を出すだけで済む近道があります。
それがワンストップ特例で、使えるのは寄付先が5自治体以内のときだけです。

どちらになるかは、次の表で見分けられます。

自分の状況 手続き 期限と見落としやすい点
確定申告が不要な会社員で、寄附先が5自治体以内 ワンストップ特例 寄付した翌年の1月10日(楽天ふるさと納税の案内)。申請書の送付を希望するだけでは、手続きは終わりません
寄附先が6自治体以上 確定申告 原則として、寄附をした翌年の3月15日まで
医療費控除など、別の理由で確定申告をする 確定申告(ふるさと納税の金額も含めて計算) ワンストップ特例の申請書を出していても、確定申告をするなら、ふるさと納税の分も一緒に申告します
ワンストップ特例の申請書を出したあとで、確定申告をする 確定申告 ワンストップ特例の申請は無効になります。申請した分も含めて申告します

どちらの手続きでも、寄付の額は上限の範囲に収めるのが基本です。
手続きの見通しが立ったら、次は自分の上限額の目安を出しておきましょう。
目安は、楽天の詳細版シミュレーターで。

 

ふるさと納税 年末調整|年末調整のあとで、今年の上限額を確かめる

ふるさと納税 年末調整|年末調整のあとで、今年の上限額を確かめる

年末調整の数字は、今年の上限額と、残りの寄付額を確かめ直す手がかりになります。

年末調整の計算のしくみから、源泉徴収票の使い方、票が届く時期、票がない間の目安の出し方の順に見ていきましょう。

 

年末調整は1年分の給与で計算する

年末調整は、その年の1月1日から12月31日までの給与の合計で計算します。

毎月の給与から引いていた所得税は、いわば仮払いです。
1年分の給与が決まったところで本来の税額を出し、仮払いの合計とそろえる。
年末調整は、この年に1回の精算だと考えると分かりやすいでしょう。

1年分の給与で出した数字なので、年の途中で出した上限額の目安を確かめ直すのに使えます。

 

源泉徴収票を手元に置く

源泉徴収票に載る金額は、詳細版シミュレーターに入れる項目です。

詳細版シミュレーターに入れる源泉徴収票の金額

  • 支払金額
  • 給与所得控除後の金額
  • 所得控除額の合計額
  • 複数の会社から収入がある人は、それぞれの源泉徴収票の金額を合算

楽天の詳細版シミュレーターには、この3つを入れる欄があります。
このうち、給与所得控除後の金額と所得控除額の合計額は、年末調整を受けた人の源泉徴収票にしか書かれません。
だからこそ、年末調整のあとに出る源泉徴収票が、入力の手がかり。

 

源泉徴収票が届く時期は会社によって違う

源泉徴収票が届く時期は会社によって違い、12月31日までに手元にない人もいます。

今年の分の源泉徴収票は、遅くとも年明けの1月末まで(その日が土日なら次の平日)に会社から渡されます。
年の途中で退職した人は、退職の日から1か月以内です。

一方、今年の控除に入るのは12月31日までの寄付。
票が届くのを待っていると、今年の寄付に間に合わないことがあります。

票が届いたら、どの欄を見て上限額の計算に入れるかは、源泉徴収票の見方の記事で確かめられます。
欄の場所が分かれば、シミュレーターへの入れ間違いを防ぐ近道です。

 

票がない間は、今の年収で目安を出す

源泉徴収票がまだない間は、今の年収で目安を出し、上限に余裕を残して寄付します。

今の年収をもとに、楽天のかんたんシミュレーターで上限額の目安を出しておきましょう。
上限を超えた分は、税金が軽くならず自己負担になります。
目安ぎりぎりまで使わず、少し手前で止めておくと安心です。

 

iDeCoなどの積立がある場合

iDeCoや小規模企業共済の積立額がある人は、寄付限度額が下がる可能性があります。

年末調整で申告している掛金は、源泉徴収票の社会保険料等の金額に含まれています。
この場合、詳細版シミュレーターの「小規模企業共済等掛金控除」には「0」を入れます。

申告していない場合だけ、この欄に積立額を入れる形です。
シミュレーターには「年末調整は申告済、または申告予定ですか」という設問があり、「いいえ」を選ぶと、この項目が表示されます。

年末調整で申告し忘れた控除がある人も、「いいえ」を選びます。
年末調整の書類を出したかどうかで、入力する内容が変わる場面です。

 

上限額の目安から今年すでに寄付した額を引けば、残りの寄付額の見当がつきます。
源泉徴収票の金額は、詳細版シミュレーターに入れて確かめられます。

 

ふるさと納税の手続き|ワンストップ特例と確定申告の中身

ふるさと納税の手続き|ワンストップ特例と確定申告の中身

控除を受ける手続きの中身は、ワンストップ特例と確定申告で、期限も控除のされ方も違います。

ひと言で分けるなら、ワンストップ特例は「自治体に申請書を出すだけ」、確定申告は「税務署に1年分を申告する」方法です。
年末調整で手続きが終わる会社員で、寄付先が5自治体以内なら、申請書だけで確定申告と同じ控除が受けられます。

 

① ワンストップ特例(確定申告をしない人向け)

確定申告をしない会社員は、申請書を自治体に出して控除を受けられます。

申請書は、寄付をするときに送ってもらう方法があります。
マイナンバーカードがあれば、オンラインでも出せます。

※ただし、オンライン申請に対応していない自治体もあります。

「申請書の送付を希望します」にチェックしただけでは、手続きは終わりません。

  • 払込取扱票のチェックは、申請書を送ってもらう希望だけ
  • 自治体から届く申請書に記入して、自治体に提出

申請の期限は、寄付した翌年の1月10日。
紙の申請書は自治体へ1月10日必着、オンラインは1月10日の23時59分までに申請を終えます。

この方法だと、所得税は戻ってきません。
その分もまとめて、翌年度の住民税が安くなる仕組みです。

 

② 確定申告

期限は原則、寄附をした翌年の3月15日まで。
申告先は、住んでいる地域を受け持つ税務署です。

1〜12月の寄付は、まとめて1年分として申告。
所得税は寄付した年の分が戻り、住民税は翌年度の額が減ります。
ワンストップ特例の申請書をすでに出している人も、確定申告をするなら、申請した分を含めてすべてのふるさと納税を申告します。

確定申告書の第二表には、書く欄が2つあります。
「寄附金控除に関する事項」と、「住民税に関する事項」の「都道府県、市区町村への寄附(特例控除対象)」欄です。
両方に書くのは、確定申告書1枚で住民税の申告も済む仕組みだからです。

 

③ 迷ったとき

どちらの手続きか迷うときは、お住まいの市区町村か、管轄の税務署に確認できます。

自分の上限額をきちんと計算したいときの相談先は、市区町村の住民税の担当窓口です。

 

ふるさと納税 年末調整|よくある質問

ふるさと納税 年末調整|よくある質問

年末調整とふるさと納税について、よく検索される疑問をまとめました。

 

Q1. 年末調整の書類に、ふるさと納税の分を書くのですか?

書きません。
年末調整の書類には、ふるさと納税の欄がないからです。

ふるさと納税の控除は、年末調整とは別の道で受けます。
年末調整だけで済む会社員で、寄付先が5自治体以内ならワンストップ特例、それ以外は確定申告です。

年末調整は、会社が給与の税金を精算する手続き。
寄付の分は、その精算とは別に自分で手続きします。
自分がどちらになるかは、早見表の自分の行を見てください。

 

Q2. ワンストップ特例と確定申告は、どちらを選べばいいですか?

寄附先が5自治体以内で、ほかに確定申告をする理由がない会社員は、ワンストップ特例です。

寄附先が6自治体以上の人や、医療費控除などのために確定申告をする人は、確定申告でふるさと納税の分も申告します。
早見表で、自分の行を確かめてください。

 

Q3. 医療費控除のために確定申告をします。ワンストップ特例はどうなりますか?

確定申告をする人は、ワンストップ特例の申請が無効になります。

申請書を出したあとでも、医療費控除などで確定申告をするなら、ふるさと納税の金額も確定申告に含めます。
申請した分も、忘れずに書き入れましょう。

 

Q4. 年末調整で申告したiDeCoの掛金は、上限額に関係しますか?

積立額があると、寄付限度額が下がる可能性があります。

年末調整で申告している掛金は、源泉徴収票の社会保険料等の金額に含まれます。
詳細版シミュレーターの「小規模企業共済等掛金控除」には「0」を入れます。
くわしくは、iDeCoなどの積立がある場合に書きました。

 

Q5. ワンストップ特例は、何か所の自治体まで使えますか?

寄附先が5自治体以内の場合に限られます。

6自治体以上に寄付した場合は、確定申告が必要です。

※なお、寄付する自治体の数そのものに制限はありません。

 

Q6. ワンストップ特例の申請期限はいつですか?

寄付した翌年の1月10日です。

紙の申請書は自治体へ1月10日必着、オンライン申請は1月10日の23時59分が締切。

 

Q7. 確定申告はいつまでにすればいいですか?

原則として、寄附をした翌年の3月15日までです。

受付の期間は、例年2月の半ばから3月の半ばまでの約1か月。
年が明けたら早めに書類をそろえておくと、慌てずに済みます。

 

ふるさと納税の上限額が分かったら|その範囲で寄付先を選ぶ

ふるさと納税の上限額が分かったら|その範囲で寄付先を選ぶ

上限額の目安が出たら、その範囲で寄付先を選びます。

上限を超えた部分は自己負担です。
額の範囲で選べば、上限を超える心配が減ります。

どれから見ればいいか決められない人は、楽天ふるさと納税の人気ランキングが入口になります。
ジャンル別に並んでいるので、額に合う返礼品の候補をすぐに絞れるのが利点です。

毎日のごはんで使い切りたい人は、お米のランキングから見ると、量と寄付額で比べられます。

年内に寄付を済ませたい人は、12月31日と1月10日の期限の記事で、締切の考え方もあわせてどうぞ。
寄付できる期限と、手続きの期限は別の話なので、読めば2つの違いが分かります。

額が決まった人は、楽天ふるさと納税のトップから探せます。
気になる品を見つけた日に、申し込みまで進めておきましょう。

\ 今年の控除に入るのは、12月31日までの寄付 /

 

さいごに|手続きは条件で決まる、迷ったら市区町村か税務署へ

年末調整の書類を前にして迷う場面でも、見るのは自分の条件です。

確定申告が不要な会社員で5自治体以内ならワンストップ特例、それ以外は確定申告です。
年末調整の書類ではなく、早見表の自分の行で決まります。

手続きに迷ったら、お住まいの市区町村か管轄の税務署に聞いてみてください。
上限額の目安を出して、その範囲で寄付先を選ぶ流れなら、手続きの段取りも立てやすくなります。
目安が出たら、楽天ふるさと納税で寄付先を探せます。

\ まずは今年の上限額の目安から /

※手続きの期限や日付は、変更される場合があります。
申し込む前に、総務省・国税庁・楽天ふるさと納税の案内で、最新の日付をお確かめください。